中山道の宿場町の一つとして有名な東京都板橋区

東京23区北部に位置する板橋区は、かつての武蔵国豊島郡に属する地域です。区域の南側は武蔵野台地の北端となります。荒川沿いは沖積低地となっている地形であります。

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板橋区の前身は、中山道の板橋宿に由来するものです。かつて、石神井川に架かっていた板橋がそのまま地名になったのです。1932年に竣工した先代の戸田橋は、当時最先端の技術で建設されて話題となりました。荒川の河川改修の結果で埼玉県側との境界が複雑となっていたため、戦後に旧戸田町の一部が板橋区側へ移りました。

境界変更を記念して荒川で行われているのが、いたばし花火大会と戸田橋花火大会です。東京都内では珍しく、10号玉が打ちあがる大きな花火大会として有名です。

先代の戸田橋が架け替えになって、優美な橋から実用本位の橋となりました。戸田橋の下流側には埼京線の荒川橋梁が架設されました。埼京線の開通は東京都内の鉄道網にとって、大きな転機となりました。板橋区内にも埼京線の駅が設けられ、多くの人が今でも利用しています。

東京都の北部にある板橋区は、埼玉県との結びつきも密接です。かつては戸田橋の付近に中山道の戸田の渡しがあり、多くの旅人が往来していました。現在は、隣の戸田市から板橋区へ通勤している人も多くなっています。